js-STARの教科書 XR+対応版 #17 〜3.度数の検定(7) 2×2×K表(層化解析)
3.9 2×2×K表(層化解析)
2×2×K表(層化解析)は、2×2表が複数の層になっている分析プログラムと考えるとわかりやすいでしょう。層の数は自由に増やすことができます。
■画面構成
<層の数の設定>
層の数を入力します。セルに値を直接入力するか、セルの右端の上下【▲▼】ボタンをクリックして値を増減します。
<データ入力セル>
セルレイアウトです。各セルにキーボードから値を入力します。「一括代入エリア」に貼り付けたデータを一括して代入することもできます。
<一括代入エリア>
半角スペース、カンマ、TAB のいずれかで区切られた数値データを一括してセルに代入できます。表計算ソフトなどとの連携に利用します。
<結果エリア>
分析結果が出力されます。結果エリア上部には、【保存】【コピー】【消去】【タブ変換】のメニューがあります。このエリアの下部には、Rプログラムエリアがあります。
■使い方
0. 手法【2×2×K表(層化解析)】を選択します。
1. 層の数を設定します。
2. 観測値(度数)を入力します。
3. 【計算!】をクリックして計算結果を出力します。
4. 結果を保存します。
補足:
各層の検定はフィッシャーの正確検定(両側確率)です。同時にBenjamini & Hochberg 法による調整後のp値も出力されます。
■スタック形式によるデータ入力
スタック形式は、2つの観測値を集計する前の元データです。
1. 表計算ソフトからコピペします。
2. 「一括代入エリア」の右下隅の【代入】ボタンをクリックします。
→ データがセルに代入されます。
「一括代入エリア」がアクティブな状態で【Shift】+【Enter】でも代入できます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?